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SAVE POINT 2主にゲームの話題を。PAGE | 300 299 298 297 296 295 294 293 292 291 288 | ADMIN | WRITE 2010.09.08 Wed 11:47:28 METROID Other M一段落したので感想とか色々書いてみる。ネタバレ注意。
「どうしてサムスは紫色なの?」(社長が訊く より) この一言に象徴されるように、外部の開発チームを迎え、色々と冒険している作品でした。メトロイドのテイストは根底にしっかり残っているけど、過去の焼き直しでは決してない、「よくできた外伝作品」といった所でしょうか。
まず賛否両論ありそうなのが「ムービーパートが多い」「サムスが最初から脱ぐ、しゃべる」点。これも外伝だからこそ、大胆にやる事ができたのだろうと思います。 サムスが最初から脱いで顔晒してるのは、クリア後のご褒美的なものが無くなってしまってちょっと寂しい気もしますが、ムービーが多い(全再生すると本当に2時間くらいあった)事に関しては特に文句は無いです。何故ならムービーに頼らず、ゲームパートもしっかり作り込んであるから。ゲームパートとシームレスに繋がっている事もあって、ムービーがちょくちょく挟まる事に対する違和感は少なかったです。 ムービーと言えば、ボスの登場シーンでの使い方が非常に素晴らしかったです。何が凄いって、「敵の姿が見えた瞬間から既に戦いが始まっている」事。デモだと思って安心していると手痛い先制攻撃をくらってしまうので、センスムーブでかわす所から戦いが始まります。最近のゲームによくある「ムービー中でボタンをタイミングよく押すと内容が分岐」から更に一歩進んだ手法だと言えますね。 ゲームパートについて言うなら、今回は自由な探索の要素は少なめ。アダムの指揮下で探索するというシチュエーションはGBAのフュージョンを思い出させますが、今回の自由度もまさにそんな感じです。常に目的地がマップに明示されたり、「何故か」ロックされているハッチがあったり、アダムにそれを解除してもらったりと、シーケンスブレイクはほぼ不可能な作りなのは、探索好きなプレイヤーにとっては少し残念ですね。 その代わりといった所か、戦闘時のアクションはかなり出来がいいです。基本的にセンスムーブで攻撃をいなしつつ、隙を見つけてはチャージを当ててゆき、チャンスがあればオーバーブラストやリーサルストライクを叩き込む。適当にこうしてるだけで「俺TUEEEEEEEEEEEE」なアクションが展開されるのでかなり爽快です。 センスムーブのボタンが他ならぬ十字キー(移動と共通)なのは、その意味では大正解と言えるでしょう。攻撃を回避しようと、不慣れなプレイヤーが反射的に押してしまうボタンといえばまさにこれですから。 操作系をWiiリモコン1本に絞ったのは賛否両論あるそうですが、リモコンだけでここまでアクションできるのだから他に何が必要なの?と思ってしまいますね。 ただ、ミサイルを撃つのに一手間必要なのはちょっと辛かったです。主にメトロイドの集団に対して。 歴代シリーズのあの敵やこのボスがまさかの3D化されて参戦しているのは嬉しかったです。発売前からPV内で元気に跳び回っていたサイドホッパーはもちろん、ブル、スクリー、キハンター星人… ボスについても、リドリーの出現は予想の範疇でしたが……ナイトメア、ファントゥーン、そしてラスボスのクイーンメトロイドは全く予想外でした。METROID1~4から、1体ずつボスキャラを引っ張ってきた事になるんでしょうね。見た時は思わず「お前かー!」と叫んでました(リアルで)。各々原作を元にかなり作り込んであって、「こいつが3Dにいたらまさにこんな感じだったろうな」と言ったところ。 リドリーの貴重な幼少時の姿が明らかにされたのも個人的には面白かったです。 初回プレイで10時間(プライム同様、ムービーパートで時間がカウントされてないのか?)くらいで終わるので、ボリューム的にはプライムシリーズに劣る印象を受けるかもしれませんが、あっちはゆっくりした主観視点で歩き回って探索するゲーム、こっちは戦場を駆け抜け、派手なアクションで戦闘を楽しむゲームだと考えましょう。 まとめるなら…シリーズの色は残しつつ、固定観念を捨てて新しい試みを取り入れた外伝作品、といった所でしょうか。ゲームの比重は探索<アクションですが、普通に面白い作品でした。 PR TrackbacksTRACKBACK URL : CommentsComment Form |