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【ガンストアニメ】niconico版最終話「帰還/風の行方 」ラストシーン考察

考察という程のモノでもないですが。

1ロケテから散々遊び倒してきた「ガンスト」念願のアニメ化!!
その最終話が先日!「TV版」「niconico版」まさかのマルチエンディング方式で放映!
いやー ………それはさておき。視聴者を散々置いてけぼりにしたと話題のストーリーラインでしたが、niconico版はそれまでの更に上を行くぶっ飛んだ展開……と専らの評判。

ですが実はこのラストシーン、これまでのストーリー(という程のモノでもないが)を鑑みれば至極当然の結末と強弁できなくもないのです。

以下ネタバレ注意。
では改めて、あんなもん二度と観たくない私のような方の為に12話Bパートのあらすじを振り返ってみましょう。
  1. フロS風澄(白澄)、管理区の風澄(黒澄)を、フロS鏡華を巻き添えにしつつ撃破。
    描写からして2人は死亡?管理区の鏡華は生存。
  2. 白澄、タイムキーパーの遺したキューブの力をその身に受ける。
    2つの歴史は離散、時空越境作戦集結。
  3. 白澄「雨を降らそう」
  4. 白澄、コードギアスが24話作れそうな過程をすっ飛ばしてフロSを平定。
    適格者達を味方に付け、ξタイプの戦闘アンドロイドを量産、自身は砂化しつつも強大な力を手に。
  5. 謎シーン開始。墓参りする鏡華の隣に青髪の男性が立ち並ぶ。
さて、このラストシーンは何だったのでしょうか。

そもそもこれはどちらの世界なのでしょう。見た目は自然豊かですが、管理区にだってこんな場所が無いとは言い切れません。鏡華の服装と髪型はゲーム版(作中世界2115年)のどちらのデザインとも異なり、これまたどちらとも断定できかねます。青髪の男性キャラクターと言えば風澄ですが、こちらの服装・髪型も2115年の風澄と異なります。
そもそも。フロS側では鏡華が死亡確定、管理区側の風澄も死亡が示唆されています。

以上を踏まえれば混乱を招くのも已む無しといった感があります。これはどちらの世界の、どういう状況を描写しているのでしょうか?考えられるパターンをいくつか挙げてみましょう。


(1)管理区の鏡華は数年後新しい彼氏を作りました。めでたしめでたし
 →よかったね。面白くないので棄却


(2)管理区の風澄は実は生還していました。めでたしめでたし
 →よかったね。生存の証拠となる描写がないので棄却


(3)数年後、2つの世界が再び往来可能になったので鏡華(管理区)が白澄に会いに来た
棄却。こちらは根拠があります。
そもそも2つの世界が接触したのは、タイムキーパーに砂化現象という人質を握られていたため。もはや積極的に接触する理由がありません。更に「平行世界への道を開けば争いが生じること」を2つの世界はゴーストから知らされています。
フロSを率いる白澄の行動原理は「自身や周囲の人々を守ること」と終始一貫していました。自分から不要な争いの道を選択するとは考えづらいです。
一方で管理区側は、白澄にタイムキーパーの遺した巨大なキューブを回収されてしまっています。キューブの差は戦力の差。更にゴーストのもたらした情報に基づけば、フロS側はデッドエンドの開発に成功している可能性まであります。それを知っていてなお、平行世界間の戦争の危険を冒してまで、フロSに踏み込もうとする理由があるでしょうか?


(4)夢オチ説
さて。唐突に夢オチ説と題しましたが、過去のエピソードを踏まえるとあのラストシーンの説明として、以下が合理的であると考えます。

まずそもそも、白澄はエネルギーキューブを取り込んだ結果として砂化しつつあります。「デッドエンドの力を制御してみせる」と12話Aパートの戦闘で言い放って見せましたが、有言実行とはまさにこの事(ところでデッドエンドの力って雨降らせられるんでしょうか)。
そしてキューブの力を取り込んだのは彼だけではありません。第6話にてレミー(管理区)がキューブの力を取り込み砂化しています。これに取り込まれた黒澄は……7話で何を見たでしょうか?

「タイムキーパーの見せる、永遠に続く幸福の夢」です。

7話で語られた所によれば、デッドエンドに取り込まれた人間の集合意識は1つとなり、全人類を取り込み夢を見せ続ける事で争いを止める存在「タイムキーパー」となりました。その成り立ちからして、デッドエンドの犠牲者が増えれば増えるほどその意志は強まると考えられます。
つまり12話でデッドエンドを掌握し、デッドエンドそのものとなりつつある白澄は、その権能を振るう度に力を増すタイムキーパーに対して、抗い続けなければならないのです。艦隊を衛星砲で消し飛ばした瞬間に砂化しかけたのもその為でしょう。
犠牲者が増せば増すほど力を増すタイムキーパー。フロSを平定する過程で白澄はかなりの流血を強いられたはずです。のみならず、これからは世界中から押し寄せる勢力の圧力をはね除け続けなければなりません。

ちなみに

こちらで語られたゲーム版の世界観設定に基づくと、フロS以外の列強諸国は健在です(日本が滅亡したのは局地的な災害が原因)。米国、中露といった諸国にとって「旧日本列島」の地政学的な重要性は変化していません。これに対しゲーム版の世界観では、フロSを群雄割拠する諸勢力が外敵の侵略を防いでいる、と語られています。

しかしアニメ版のフロSにおいて、これらの諸勢力は風澄のデッドエンドによって平定されてしまいました。いくつか滅ぼされた勢力もあるでしょう。今や白澄は、デッドエンドの力で以って国外の勢力を退けなければならないのです。

果たして彼はタイムキーパーの意志に取り込まれる事なく、平定したフロンティアSを持続・発展させ、その生を全うする事が出来るのでしょうか。
-それに対する答えこそが、あのラストシーンであると私は考えます。
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