この記事はネタバレ及び勝手な予想を含みます
シリーズ初のマルチエンディングを採用した「スターフォックス コマンド」(以下SFC)の
各エンディング内容の分類と考察、及び次回作の展開についての個人的な予想をまとめました。
- SFC以前の正史時系列まとめ
- スターフォックス64(以下SF64、1997年発売のN64ソフト)
アンドルフをフォックス達が倒す(1度目)。コマンドのオープニングで触れられたエピソード。
スーパーファミコン版のリメイクだが、ビル達が登場したりするなどこちらが正史という事になっている。
ちなみに厳密に言えば2通りのエンディング(ボルス経由とエリア6経由)が存在するが、
SFCでジェームズが出現した際に、ファルコが「また親父の幻覚でも見たのか」という趣旨の 発言をしている事から、
「ジェームズと脱出したエンディング」から話が続いていると思われる。
- スターフォックスアドベンチャー(2002年発売のGCソフト)
ダイナソープラネット(惑星サウリア)に眠る力を利用し、アンドルフが復活を企てるが惑星の調査に来たフォックスによって再び倒される。
フォックスより先に惑星を訪れ、囚われていたクリスタルを助けたことがきっかけで
次回作よりクリスタルがチームに加わる。ペッピーがパイロットを引退したのはこの頃。
- スターフォックス アサルト(以下SFA、2005年発売のGCソフト) フォックス達は謎の生命体群「アパロイド」と戦う事になる。この作品から設定が大きく変わった。
- アンドリューとピグマがスターウルフから離脱、パンサーが加わる
- ペッピーの代わりにクリスタルがアーウィンに搭乗
- ピグマ死亡(…と思われていたが箱の姿で生き延びていた。SFCで再度撃破される)
- 白い方のグレートフォックスでペッピーが特攻、大破して撃沈。
クリスタルがチームに復帰し、SFAでのチームでアングラー軍を倒す。
帰還後にアマンダが新しくチームに加わり、惑星ベノムはアッシュが引き継ぐ。
このENDには5通りのルートで行く事が出来る。
→END6と両立する。
SF64のメンバーでアングラー軍を倒す。
フォックスはチームを解散し引退、クリスタルと結婚し息子が生まれる。
息子のマーカスはパイロットとなり、ペッピーの孫とスリッピーの息子、ファルコと共に
スターフォックスを再結成する。
→END6、END7と両立する。
SFAの4人でアングラー軍を倒す。
クリスタルは一度チームに復帰するが後にパンサーの元へ行ってしまい、
スターウルフの4人目のメンバーとなる。1周目の強制ルート。
4通りのルートがこのENDに繋がっている。
→両立するものは特に無し。強いて言うならEND7か?
クリスタルを仲間に加え、スターウルフがアングラー軍を倒す。
後にクリスタルは過去を捨てて独立し、別の銀河で賞金稼ぎになる。
→END6、END9と両立。フォックスはレーサーとして惑星キューに赴いたのか?
クリスタル・ルーシー・キャット・アマンダの4人でコーネリアを防衛し、
ベノムから帰還したフォックス達を迎える。クリスタルはチームに復帰。
→ペッピーが浄化装置の事を伝える為にタイタニアへ向かった事から、END6と両立するはず。
アッシュがベノムを引き継ぎ開拓。その数十年後、コーネリアを相手に反乱を起こす(?)。
→「ベノムが浄化されたエンディング」、つまりEND1/2/4/5と両立する。
スリッピーはチームを抜けてアマンダと結婚。子宝に恵まれて平和な余生を送る。
→考えようによってはほとんどのENDと両立する。一番可能性が高いのは、スリッピーが確実に結婚しているEND2、END8か?
ファルコが寄り道をしている間に、フォックス達がスターウルフと共にアングラーを倒す。
その後ファルコはキャット達と新しい遊撃隊を作り、フォックスのライバルに。
→フォックスが惑星ベノムでアングラーを倒したという確証が無く、断定は出来ないがEND6、END7と両立し得る可能性がある。
スターウルフがアングラー軍を倒してしまい、フォックスとファルコは惑星パペトゥーンへ。
その後2人は「G-ZEROグランプリ」に参加し、名うてのレーサーとなる。
→END4、END6と両立。しかしコレはどう見てもF-ZE(略)
クリスタルはチームに復帰し、アマンダが参戦。数十年後にアッシュが反乱を起こす事になる(?)
フォックスは引退しクリスタルと結婚。スリッピーもアマンダと、ルーシーは誰かと結婚している。
後にフォックスの息子、マーカスがスターフォックスを再結成。
END6の「数十年後」が20年程度なら、アッシュ率いるベノム軍と戦う事になるかも知れない。
クリスタルがスターウルフに加わってしまう。
クリスタルはスターウルフに加わるが、後に独立する。
フォックスとファルコはレーサーになり、アッシュはベノムを引き継ぐ。
クリスタルが復帰。SFA時のメンバーが再びチームに揃う。
惑星ベノムはアッシュが引き継いだ、と見るのが妥当か?
フォックスはクリスタルやウルフ達と協力してアングラーを撃破。
スリッピーは結婚し、クリスタルは戻って来て、ファルコを除いて大円団となる。
その後ファルコは独立してフォックスのライバルに。
大抵のゲームでは「真のエンディングには到達しにくい」事になっている。
ルートの分岐点で、それぞれの選択肢が選ばれる確率が同じだと仮定し(むろん1周目を除く)、
上でまとめたEND1~END9について、到達する確率を分岐表から計算すると次のようになる。
END1:5/24≒20%
END2:1/48≒2%
END3:6/24=25%
END4:1/8≒12%
END5:1/48≒2%
END6:1/12≒8%
END7:1/24≒4%
END8:1/6≒16%
END9:1/24≒4%
(小数点以下切捨て、以下同じ)
上に挙げたエンディング群単位で考えると、それぞれに固有のENDに辿り着く確率の和は以下の通り。
A群:20%
B群:2%
C群:25%
D群:16%
E群:2%
F群:4%
以上から、「もっとも辿り着きにくいEND」は
- フォックスが引退し、息子がチームを結成するEND
- クリスタルがコーネリアでフォックスを迎え、チームに戻るEND
となる。もちろんここから次回作に繋がると決まったわけでは無いが、参考程度に。
- その他メモ・考察
- SFCで箱ピグマが倒される際、直後に通信してくる事から完全に死んではいないと思われる。 オイッコニーも死亡してはいない。次回作以降も出演するか?
- F-ZEROパイロット、オクトマンのゲスト出演や、END2でのファルコの服装がC.ファルコンに酷似している事、さらにEND9の「G-ZERO」等、F-ZEROシリーズとリンクする内容が多数確認できる。両シリーズで同じスタッフがキャラデザインを担当しているそうだ。(以前からもF-ZEROシリーズに「ジェームズ=マクラウド」なる人物が出演している)
- END9で「出された料理を食べ続けた」という妙な表現があるが、海外では、ゲーム中の「不健全な」表現に関する規制が厳しい事から、察するに、バーで飲んだくれていた事を表現したかったのではないだろうか?(余談だが、SFAのミッション7で言及された「パンサーのお気に入りの店」は日本版ではバーだが、海外版ではカフェになっているらしい)
今後の展開に期待。さしあたってスマブラか?
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